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2004.09.28

WHAT I CAN DO. LO QUE PUEDO HACER. ワタシニデキルコト。

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HIDEってのは一体何者だよ?旅行屋かい?ガイドかい?いいえ、ボランティアです。
ボランティアって単語から何を想像されるでしょうか?一般的なイメージはどうなんだろう?未だに例えば、国内なら早朝公園に集まって掃除をするとか、身寄りのないお年寄りの話し相手になってあげるとか、海外なら水道のない村に井戸を掘るとか、難民キャンプで病気の人の手当てをするとか・・・。奇特な人?お金をもらわずに働く人?そこまで固定化されたイメージは払拭されているのでしょうか?
「海外でボランティアをしている。」と言うと「私もしてみたい。でも私は言葉が喋られないから・・・。」という反応がよく返ってきます。HIDEさんは英語に関してはTOEICスコア650前後です。まぁCNNを聞いて全部翻訳しろって言われるとあっさり白旗を揚げますが、ダイビングのライセンスは全て英語の講習で取りました。スペイン語?う~ん。オフィスではよく相棒から「HIDEだけがスペイン語が分からない。」って罵られます。喋っているうちには入らないでしょう。そう、英語は他のことをしながらでも会話ができますが、スペイン語は相手と顔と顔を向き合って会話して分かるかどうかですね。
私の周りにはいくつかボランティアのグループがあります。あるグループはそれこそ、ネイティブのように英語もスペイン語も喋る人達ばかり。しかしその人達はほとんど経済的な支援を(生活費も含めて)受けていない。またあるグループは、手や頭に色んな技術や経験を持っている人達ばかり。でも言葉に関しては(英語も含めて)あまり自信がない。でも、両方に共通していることは、ボランティアをしたくて、している人達ばかりです。
ボランティアって相手が「何をして欲しいか?」を考えなきゃいけないというのは一番大きな誤解だと思います。本当に考えなきゃいけないのは自分に「何ができるか?」常にこの一言です。「自分の手元にお金はない。でも何ができるか?」「相手のことがうまく理解できない。でも何ができるか?」「こんな状況はかつて経験したことがない。でも何ができるか?」だから「私もしてみたい。でも私は言葉が喋られないから・・・。」が本心なら、できない理由よりできることを考えましょう。してみたければできるボランティア活動は必ずあります。海外生活をしてみたいだけならお金も言葉もしっかり身につけて下さい。
それから聞くところによると最近、教育の一環でボランティアをさせている教育機関があるとか。一定期間ボランティア活動をすることにより単位を取得できるってシステムですか?こんなことは止めましょうよ。自分で「何ができるか?」を考えず、「●●をしなさい。」って言われてするのなら、その時点でボランティアとしての意味はなく、あえて教育現場でしなくても社会へ出て、会社や勤め先でいくらでも経験できますから。
海外でボランティアをするとなると、幾重にもハードルができます。一番高いハードルは周囲の理解。しかしながら、それらのハードルが越えられるのなら「何ができるか?」を考えるクセがつくだけでも、その経験は決して無駄にはならないと思いますよ。
「私もしてみたい。」なら、ぜひどうぞ。「何ができるか?」はご自分で。
HIDE

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2004.09.21

ラ・セイバ

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カリブ海に面したラ・セイバでの活動も、ゴールが見えてきました。それに伴い、このページもどうやら幕を引かなきゃいけない時期が近づいているようです。
そろそろ、ラ・セイバへの道案内だけはしておかないと、存在価値を問われます。
まず、一般的なラ・セイバへの航空状況。最も乗り換えが少なく、煩わしくないのは、コンチネンタル航空。成田~ヒューストン~テグシガルパ(またはサン・ペドロ・スーラ)。そこから国内線に乗り換えてラ・セイバ。料金はシーズンにもよりますが、国際線部分は$1,300~$2,000ぐらいじゃないかな。その他、アメリカ国内で2-3回の乗り換えを苦としないなら、$1,000少々のものも探せばあります。
ラ・セイバの空港は現在拡張工事中ですが、かくれんぼうをするのも難しい、簡単この上ない空港です。荷物を取って建物の外に出るとタクシー屋が寄って来ます。到着したばかりで荷物がしこたまあれば、そこでタクシーに乗りましょう。リムジンバスなど公共交通機関はありません。メーターがないため事前に料金交渉が必要ですが、市中心部まで50Lpsをひとつの目安に。40Lpsで落ち着いたらラッキーでしょう。
そんなに荷物がなく、歩く元気があれば約200m歩いて街道に出ましょう。そこで流しのタクシーを拾えば一人20Lpsです。ただし乗合。
そこであなたがホテルの予約もしていない、ラ・セイバの地図も持っていない。そんな時、タクシーの運転手にどこへ行けって言えばいいか。一般的に都市は鉄道駅とかバスターミナルが中心になるのですが、残念ながら鉄道駅はありませんし、バスターミナルは町はずれです。とりあえず「パルケ・セントラル(中央公園)」を目指しましょう。
パルケ・セントラルへ着けば、ラ・セイバのシンボルとも言えるサン・イシドロ教会と市役所(写真)が見えます。それらを背に歩き出せば、ホテルもレストランも売るほどあります。
日本人らしくどうしても資料がないと動けないって人は、パルケ・セントラルの東側に銀行があります。その銀行の建物の中に「ラ・セイバ市観光協会」が入っています。ただ、看板は「Tourist Information」ではなく「Unidad Turistica Municipal」です。決して愛想のいいスタッフ達ではありませんが、知識と人脈はしっかりあり、お願いすれば簡単な予約業務もしてくれます。そうそう、英語での会話は期待しないように。勉強、勉強。
ある程度様子が分かったら、また教会と市役所を背にどんどん歩いて行って下さい。10分で海に出ます。その海は大西洋でもメキシコ湾でもなく、カリブ海。そこで左に見えるのが例の「桟橋」。右に目を移して、天気のいい日に目のいい人が島を見つけたら「カヨス・コチノス」。桟橋を海に向かって進み、振り返れば山が見えます。海を背にして右に先の尖った山が見えたらそれが「ピコ・ボニート」。逆に左に目を移し、遠くの砂浜に一本のセイバの大木が見えればその辺りが「ソナ・ビバ」。
首都テグシガルパは「考える」。産業都市サン・ペドロ・スーラは「働く」。そしてラ・セイバは「踊る」。ホンジュラスで行き先が決まらなければ、とりあえずラ・セイバへ!
HIDE(今回はさすがにマジメでした。データは全て2004年9月現在)

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2004.09.17

イースト・ハーバー対ウエスト・エンド10番勝負

イースト・ハーバーは小さなウティラ島の港町です。タクシーやバスに乗る必要がありません。徒歩圏内に全てがあります。ちょっと離れていてもレンタ・サイクルで、ことがすみます。ロアタン島のウエスト・エンドは港コクスン・ホールから足が必要です。(EH1勝)
イースト・ハーバーは物価が安い。レストランに関しては一目瞭然。ビールを2本飲んでも$7で夕食がすむイースト・ハーバーと、食事メニューに$10以下の物がないと言っていいウエスト・エンド。それにウエスト・エンドのレストランは$表示が多い。紛らわしい。Lpsで払って$でおつりがくると、とっさに分からなくなります。(EH2勝)
でも、ウエスト・エンドにはシャレたレストランが多い。例えは古いけど、トム・クルーズが働いていそうなレストラン、バーがたくさんあります。ガールフレンドを連れてビールやトロピカル・カクテルと夕食で長い夜の始まりを楽しみ、スナップ写真でも撮るのならまだしも、もっぱら一人で歩き回っているHIDEさんだから、シャレた店だと他のテーブルが気になって仕方がない。うん。目障りじゃ。(EH3勝)
雑貨屋、食料品店の数もイースト・ハーバーが多い。品揃えには大差はないけど、イースト・ハーバーの方が朝早くから夜遅くまで開いているような気がする。(EH4勝)
お土産屋はウエスト・エンドの方が面白いですね。数も多いし。売っている物も簡単なアクセサリー、「HONDURAS」「UTILA」「ROATAN」って書いてある小物、Tシャツ以外にウエスト・エンドには物欲をそそる物が多くあります。(EH4勝WE1勝)
そうだ。イースト・ハーバーの道は舗装されていますが、ウエスト・エンドは未舗装の砂の道が多い。雨の日はどうしようもありませんが、天気のいい日にダイバーらしくビーチサンダルや裸足で歩くには、未舗装の砂の方が優しいですね。(EH4勝WE2勝)
ウエスト・エンドのダイブはHIDEさんが歩き回って調べた結果、8時半が朝一でした。一般的には9時や9時半。一方イースト・ハーバーには7時ってダイブがあります。ガールフレンドと長期滞在で、早起きが出来なくなる可能性がある人にはウエスト・エンドの方が、数こなしたい人にはイースト・ハーバーの方がいいでしょうね。HIDEさんはひとりぼっち。それでも7時のダイブって前の晩、ビールが飲めないんだよなぁ。(EH4勝WE2勝1分)
ただ、今回キャンセル続きで感じましたが、ウエスト・エンドのダイブ・ショップは、飛び込みの客でも(ダイビングだもんね)結構ていねいに応対してくれる。一方イースト・ハーバーは予約客、固定客で回そうとしているような雰囲気がある。一見さんにはウエスト・エンド、馴染んでしまえばイースト・ハーバーかな。(EH4勝WE2勝2分)
ダイビングが出来ない時、イースト・ハーバーはすることがありませんが、ウエスト・エンドには広くはないけど、比較的きれいな砂浜があります。ですからスノーケリングや甲羅干しに逃げることも出来ます。(EH4勝WE3勝2分)
・・・・・あ~っ、畜生!海の中の勝敗が書けんのが、悔しいいいいいいいいっ!メイン・イベントなのにぃ。千秋楽ムスビの一番なのにぃ。(EH4勝WE3勝2分1無効試合)
HIDE(写真はEHのトリ対WEのネコ。ネコがかわいい。WEにザブトン10枚!)
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2004.09.16

元気のないウエスト・エンド案内

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ラ・セイバで知り合ったYさんが、仕事の都合で急遽ハワイに行くことになりました。ホンジュラスを離れた後、「スケジュールによっては、ハワイで潜れるかも知れません。」ってメールをもらった時、激しく嫉妬したのは私です。そして、「潜る時間なんかありませんでした。」というメールが来て、なんとなくホッとしたのも私です。
ダイビングに行くたびに心配している家族を他所に、「元気なロアタン島案内」で無責任かつ投げやりな記述をしたのも私です。
ニューヨークから帰る時、マイアミ空港で欠航便の乗客のケアに追われている航空会社のスタッフとその乗客を横目に見て、他人事、他人事とニヤニヤしていたのも私です。
ハリケーン「フランセスさん」との戦いは、彼女のスキを縫うようにしてニューヨーク→マイアミ→サン・ペドロ・スーラ→ラ・セイバと飛行機を乗り継ぎ、無事予定通り帰宅。HIDEさんの完勝だったのは、「TOP OF THE WORLD」で書いた通りです。
次なる戦いの相手はハリケーン「アイバン(スペイン語名はイバン)君」。これを書いている時点では「フランセスさん」の方が強い。しかしながら彼はまだ成長中で、何とジャマイカを過ぎ、キューバに向かっているという位置。手元に地図のない方に分かりやすく言えば、まだメキシコ湾に入らず、カリブ海でうろうろしているという状態です。
これで私がサーファーなら「アイバン君」は大のお友達。スノーケラーならちょっと不愉快な、ただの通りすがり。しかし、私はダイバー。「 アイバン君」は不倶戴天の敵以外の何物でもない。いくら空が快晴でも、私自身が元気一杯でも、船頭が「おら、この海に船を出すのはいやだ。」って言えば完敗です。普段は犬猿の仲のダイバーと釣り人ですが、こう言う状況になると親近感を持ってしまいます。釣は浜辺でも出来るけど。
Yさん、ごめんなさい。今度はバディを組んで、楽しく潜りましょう。
家族のみんな、ごめんなさい。日本へ帰ったら決して潜るなんて言いません。
マイアミ空港の皆さん、ごめんなさい。でも私には何もしてあげられなかった。
ですから、波が静まるよう、私と一緒にお祈りしていただけませんか?
・・・お祈りも虚しく全滅・・・。いや~、ウエスト・エンドの町の端から端まで、ダイブ・ショップというダイブ・ショップ、全てノックして見ましたが、今日一日ボートを出すショップは一軒もなし。空模様は決して悪くなく、待てばボートが出るかも知れないと思うため、ウエスト・エンドから離れることも出来ず。「アイバン君」君には負けたよ。
ロアタンくんだりまで来て、2泊3日過ごして、1ダイブも出来ないなんて一体誰が想像しましょうや。波打ち際でスノーケリングをしている人はいっぱいいるんですよ。
それ以前はともかく、ウティラ以降、カヨス・コチノス、コパン遺跡、ニューヨーク(?)と快調に観光案内(日記じゃないってば)を続けてきた「カリブのぬるい風」。しかし、ついにロアタンでつまずきました。観光施設は投げやりにすませ、海の案内はできず終い。
「HIぃさん、待ってたのにぃ。いけずぅ。」と言うハンマーヘッドの声が聞こえます。
HIDE(ダイビングは出来なくても、虫には刺されるんだよなぁ)

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2004.09.13

元気なロアタン島案内

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コパンもニューヨークも一段落し、再び「カリブのぬるい風」が島に帰ります。
今回はホンジュラス観光の海の横綱(陸の横綱はコパン遺跡)、本格的リゾート・アイランド、ロアタン島の紹介です。ただし、HIDEさんは当然、潜りに行っていますから、「海洋科学研究所」とか「マングローブのトンネル」とか「プンタ・ゴルダのガリフナ集落」とか「バタフライ・ガーデン」とか、いわゆる観光施設は全く訪れません。そういったものがあるようですよ。お父さんがどうしても潜ると言ったら、女房子供はそんな家族を持った運命を呪い、それらの場所へ行ったらいかがでしょうか?何か投げやりだなぁ。お父さんは飲みに行くから、お前達はファミリーレストランにでも行きなさいって言っているみたい。まぁ、いいや。他人の受け売りや、見てきたような嘘を書くより。でもこの写真のステッカーはいいね。「僕がもう一回潜りに行ったら、僕と別れるってガールフレンドが言った。僕はきっと彼女を失うことになるだろう。」彼は「僕がまた潜りに行くのなら、私もライセンスを取ってやる。」って言うガールフレンドを探すべきですね。「僕がひとりで潜りに行っているうちに、いつの間にか彼女もライセンスを取っていた。」が最高かな?
ロアタン島には国際空港まであります。当然、ラ・セイバからも飛行機が飛んでいます。が、最近船が恐くなくなったHIDEさん、ウティラ同様、船を選びました。所要時間は2時間弱。これもウティラ同様、よほど混んでいなければ一列取って横になりましょう。
ウティラが「イースト・ハーバー」の町だけを覚えればよかったのと違い、「イスラス・デ・バイア」最大の島、ロアタンにはいくつか町があります。まず、船は島の西側に位置する玄関口「コクスン・ホール」に着きます。そこから東に行けば、活気ある漁港と高級ホテルの「フレンチ・ハーバー」、ガリフナ集落の「プンタ・ゴルダ」「オーク・リッジ」、西に行けば、イルカとダイビングが出来ることで世界的に有名なアンソニーズ・キー・リゾートがある「サンディ・ベイ」、それから今回HIDEさんの目的地、ダイビング・スポットの多い「ウエスト・エンド」「ウエスト・ベイ」。地名からお分かりでしょう。英語がガンガン通じます。
ガイドブックなどを読むと、ロアタンの項目には「高級リゾート」的な記述が多いため、どうしても印象として、高いという感覚を持つ方もおられるでしょう。実際はどうでしょうか?確かにウティラと比べてレストランやタクシーは目が飛び出るほど高いですね。
でも、宿泊とダイビングはそうでもありません。私が今回宿泊したのは「ウエスト・エンド」の‘SEA BREEZE INN’。料金は1泊US$25。条件はダイビング手配あり、プライベート・シャワー、お湯、ケーブル・テレビ、冷蔵庫、コーヒーメーカー、扇風機付きです。何か質問は?そりゃ部屋もシャワー・ルームも狭いです。日当たりはよくありません。でもベッドはクイーン・サイズ。とにかく$25ですから、文句を言うと目が潰れます。いやいや、絶対お薦め!ダイビングは1タンク$20ですから、ウティラと変わりません。むしろエクイップメント全部込みですから、ウティラより安いかも知れない。
さぁ、船がコクスン・ホールに着いたぞ。待っていろよ!ハンマーヘッド。
HIDE

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2004.09.11

IMAGINE ALL THE PEOPLE LIVING LIFE IN PEACE

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ウルトラマンは人間の生活と安全を守っていたに過ぎない。正義の味方じゃない。宇宙から飛来して、地球征服をたくらむ宇宙人を追っ払う行為はともかく、長い眠りから覚めて地中や海中から出てきた生物を、その図体がでかいからといって、人間の建造物を壊すからといって、口から人間に有害なものを吐くからといって、たちまち殺していいものか?地球上の生物は人間の都合で生きている訳ではない。
実際の世界も一緒。違う神様を信じているからといって、使っている言語が違うからといって、政治体制が違うからといって、攻撃することを正義だと主張されても、「はい、そうですか。」とは言えない。一握りの力ある者の判断で、多くの普通の人が死傷するのはいたたまれない。それが都会の摩天楼であれ、砂にまみれた田舎であれ。
物語の主人公ジャックは朝起きてみて、昨日捨てた豆が育って雲に届いているのに気付く。そこで彼は何を思ったのか、その豆の木に登る。雲の上に着いてみれば、巨人が宝物に囲まれていびきをかいている。そこで、ジャックはその宝物をいくつか拝借し、地上へ持ち帰ろうとする。ところが巨人が目を覚まし、追いかけてくる。ジャックは急いで地上へ下り、家から斧を取り出して、豆の木を切ってしまう。巨人は地上に落ち、絶命する。ジャックは宝物に囲まれ、母親と幸せに暮らす。めでたし、めでたし。って、これのどこがめでたし、めでたしなんだ?立派な窃盗と殺人じゃないか。相手が泥棒なら、泥棒から泥棒するって行為は許されるのか?人殺しを殺す権利が誰にある?
必殺仕事人で飾り職人の秀(HIDEとは別人)が「あいつら、許せねぇ。頼み人はいないけど、殺っちまおう。」と中村主水をけしかけた時がある。その時、主水はこう答える。「世の中に許せねぇ奴はいっぱいいる。でも悪い奴だ、許せねぇからって片っ端から殺してたら、俺達もただの人殺しだ。金をもらった時にだけ殺しをするから俺達は仕事人なんだ。金っていう足カセが俺達をただの人殺しにしてねえんだ。」秀と主水、どっちが正義に近い人でしょうか?あなた、きっぱり答えられますか?
正義?Justice?Justicia?そして悪?Evil?Maldad?結局そんなもの、勝手にそれぞれが思っているだけだろう?タリバン政権は崩壊したけど、ちっともテロはなくならないじゃないか。テロリストに武器弾薬を売っているのはどこの国の人間だ?武器弾薬を作っているのはどこの国の企業だ?テロリストはどうして金を持っている?ビン・ラディンはどこへ行った?オマルはどこへ行った?スター・ウォーズじゃあるまいし、他の星に逃げたはずはない。移動手段も徒歩や馬だろうが。人一人見つけられない最新鋭の軍事衛星の値段は何ドルする?その金で何人の命が救える?何人分の食糧が確保できる?イラクの大量破壊兵器はどこにある?どうせでっち上げの話なんだから、そんなもの探すふりをするくらいなら、博物館から盗まれたメソポタミアの遺跡発掘品を探してくれ。
誰一人泣かなくていい世界を造る努力こそ本当の「正義」。「自由と人権の国」の偉い人達、そうだよね?あなた達の周りには金も力も優れた頭脳も技術もあるんだから。
HIDE(WTC跡角、BURGER KINGの2階席にて。「カリブのぬるい風」NY編、おしまい。)

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2004.09.09

TOP OF THE WORLD

ミュージカル「AIDA」を観てきました。この日は主役のアイーダ役が看板のデボラ・コックスではなく、スタンバイのタレア・キャンベル。でも劇場内で配られたプログラムにはさまれた1枚の紙には「本日のアイーダ役はタレア・キャンベルが演じることを、皆様に喜んでお知らせします。」何?このアナウンス。考えようによってはお詫びがあってもいいんじゃないかな、と思った2時間半後、ヤンキースとは別方向に吹っ飛んでいました。
歌にしても、踊りにしても、演技にしても、スタンバイの人でこの上手さは一体何なんだ!物語は、全く意外性のないデッド・エンド・ラブ・ストーリーですが、最後アイーダと恋人ラダメスが地中に埋められる場面では目頭が熱くなってしまいました。これが日本語だったら、涙が落ちていたな。幕が下がった時は極自然にスタンディング・オベイション。じゃ、デボラ・コックスが演じていたらどうだったんだろう?この二人の間にどれほどの差があるのだろう?でも、それを考えるのはヤボというものでしょう。
でも、ミュージカルに限らず、ドラマでも映画でも必ず「主役」はいますが、必ずしも主役がほとんどの時間、舞台に登場している訳ではない。セリフが他の役者より、際立って多いとは限らない。そう、ここ一番のシーンに登場して、ここ一番のセリフを喋るから「主役」と呼ばれるんですよね。
こういうことは虚構の世界でなくても、よくあることです。例えばサッカーのデビッド・ベッカム選手。素人のHIDEさんが言うのも何ですが、彼が特別上手い選手とは思えない。同世代のジダン選手やフィーゴ選手と比較したら、やっぱりベッカム選手は一歩後にいると思います。でも、ベッカム選手はここ一番の時に、ここ一番のプレイをする。だから、観客に強烈な印象を残せる。練習や努力では決して身につかない「華」って言うんでしょうか。これは実力以外に巡り合わせとか運とか、その人その人が持って生まれたものが多分にありますよね。ひょっとしてデボラとタレアの差もここにあるのかも知れません。
ところで話は変わり、今回ニューヨークには8月30日から9月3日までいました。これと日付がぴったり一致したのが、ブッシュ現大統領をこの秋の大統領選挙の候補者に選出する共和党大会。9.11を前にあえてニューヨークを開催場所に選び、強い大統領を印象付ける演出があったようです。2日には大統領自らニューヨーク入りし、演説をしました。だから交差点という交差点、警察官だらけ。世界一安全な街だったでしょう。
また話は変わり、さぁラ・セイバへ帰るぞという9月3日、マイアミに今世紀最大級のハリケーン「フランセス」が近づいているとのこと。どうなることやらと思い、とりあえず空港へ。ニューヨークからは朝7時45分のマイアミ行きに乗りましたが、この便以降のマイアミ行きは全て欠航。マイアミからサン・ペドロ・スーラ行きに乗りましたが、一方テグシガルパ行きは欠航。綱渡りのようにラ・セイバへ帰ってきました。運があるじゃん。
で、3日の朝のニュースはまず、ロシアの学校人質事件。次が「フランセス」情報。3番目にようやくブッシュ大統領の演説。この人も巡り合わせの悪い、「華」のない人だねぇ。
HIDE(これを読んで「AIDA」を観たいと思った方。残念!9月5日が千秋楽。)
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2004.09.06

TAKE ME TO THE BASEBALL PARK

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最近、ニューヨークを訪れる日本人観光客の定番の如く、行ってきました、ヤンキー・スタジアム。カードはアメリカン・リーグ東地区の首位を走る我らがニューヨーク・ヤンキース対中地区2位ながらワイルド・カードの目はほとんどないクリーブランド・インディアンズ。ちなみにこのカードは、球場こそ違いますが、映画「メジャー・リーグ」で、主人公のトム・べレンジャーが属するインディアンズが、優勝を決める時のカードですね。
ヤンキースのスターティング・ラインアップは7月に故障してチームから離れているジアンビ選手こそこの日も名前がありませんが、後はほぼベスト・メンバー。松井選手は定位置のレフトで5番のアナウンス。先発ピッチャーはバスケス投手。今季すでに13勝を挙げているヤンキースの勝ち頭です。さすがにスター軍団、知ってる名前が続々だなぁ。
席は三塁側奥、ポール際の一列目。ホームラン性のファウルが来ればキャッチできる位置です。もちろん松井選手の真横。もつれた試合になって、松井選手が活躍して、ヤンキースが勝って、ファウルボールを持って帰れれば最高だなぁ。ラッパや太鼓や「カットバセー」の愚かしい組織応援がなく、みんな野球を観に来ている。この雰囲気も最高ですね。
いい試合を期待したいものです、と思った2時間後、ほとんどの思惑は吹っ飛びました。何せバスケス投手の出来が最悪。たった1回と1/3しか持たず降板。リリーフ陣も打たれ、3回を終った時点で0対9。松井選手も5回の打席で二塁打を打ったものの、次のバッターの内野ゴロで飛び出してタッチ・アウトでブーイングの嵐。挙句の果てに、トーリ監督もこの日はあきらめたのか6回の守りから、松井選手、ショートのジーター選手、キャッチャーのポサダ選手と主力をベンチに引っ込めてしまいました。私の周りでも「おい、あのレフトにいる18番。ありゃ誰だ?」「クロスビーだよ。」「マツイはどこへ行った?」「ジャパンへ帰ったんじゃないか?」なんて会話が交わされる始末。悔しいけど、後の期待はファウルボール。でもちっとも飛んで来ない。辛抱強く観戦していましたが、7回を終って0対16。7時5分のプレイボールで、この時点で9時45分。こりゃ最後まで観たら11時だわと思い、8回表を見届けて悲しくも球場を後にしたのでした。
翌日の新聞で知った結果は0対22!これは大記録です。まず、シャットアウト・ゲームの22点は大リーグ・タイ記録(29年ぶり2回目)でアメリカン・リーグ新記録(65年ぶり!これまでは21点)。22点差の負けはヤンキース新記録(76年ぶり!これまでは18点差)。いや~、珍しいもん見せてもらいましたわ。はは。
しかし、ここで野球を語っている間にもアフガンやイラクで、亡くなっているアメリカ兵がいるかも知れない。嫌々人を殺傷しているアメリカ兵がいるかも知れない。でも、この場所は全く平和。考えて見ると、1940年代の日本、50年代の北朝鮮、60年代の北ベトナム、90年代のイラク、そして最近のアフガニスタン、イラクと、アメリカと戦争になった国は常に「戦争をしている」状態になる。しかしアメリカは「戦争もしている」状態にしかならない。いくら親米だ、反米だって叫んでも、この国には勝てんわ。
HIDE(ヤンキースの3番はシェフィールド選手。スペルの分かる人、手を挙げて!)

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2004.09.04

JAPANESE MAN IN NEW YORK

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‘♪♪Oh, I'm an alien. I'm a legal alien. I'm a Japanese man in New Yoooooork.♪ ’
やっぱり英語の世界は楽でいいですね~。動詞の活用も人称はほとんど考えなくていいし、時制は過去形だけに等しいし。代名詞の目的格もそんなに頻繁に使わなくていいし。
って思ったら、なかなかそうは問屋が卸してくれませんでした。
まず行きの飛行機。今回、サン・ペドロ・スーラからマイアミ経由でニューヨークへ入ったのですが、最初のフライトのマイアミ着が大きく遅れた。そこで通常あるはずの機内での接続便の案内がなく、空港で確認するようにとのアナウンス。空港に着いたら着いたで、ゲートにもバゲッジ・クレームにも航空会社の係員がいない。(利用したのはAA。これはAMERICAN AIRLINEの略じゃなく、AWFUL AIRLINEの略だったのね。)接続時間はそんなになかったのですが、まあHIDEさん、昔取った杵柄っていうやつで、要領良く動いていました。そこへ1人の女性「スペイン語を話しますか?」って来ました。「少し。」って答えると、「私はどのゲートへ行ったらいいのでしょう?」ボーディングパスとテレビのモニターを確認するとHIDEさんのゲートの近く。「付いて来なさい。」と進み、手荷物検査の列に並ぶと今度はそこで別の3人組。一緒にいた女性と話し始めて「この人はスペイン語を喋るよ。」って聞き、「じゃ私達も連れて行って。」結局ドミニカ共和国人1人とコスタリカ人3人を引き連れて、空港内を歩いたのでした。これはいい問屋。
次はニューヨークへ着いてから。地下鉄でフルトン・ストリートへ行こうと思いました。東京、大阪に限らず、日本の地下鉄は各線によって全てホームが異なりますが、ニューヨークの場合、同じホームに色んな行き先の列車が乗り入れてきます。路線図とにらめっこしていたら、列車が入ってきました。え~い、ようわからん。ホームにいた乗客に「この列車はフルトン・ストリートへ行くのか?」と聞いたら「知らない。」という答え。さぁ、乗ったものかどうか思案していると、別の人が「シ、シ。」と言ってくれました。今思えば、その人は「C号線に乗れ。」と教えてくれたのでしょうね。ところがHIDEさん、まったく疑うことなくこの「シ」をスペイン語の‘Si’つまり英語の‘Yes’で聞いてしまい、飛び乗ってしまったのでした。その列車はB号線。迷子になりました。まぁ、ニューヨークで英語で話し掛けている東洋人にスペイン語で答える人はいないわな。これは悪い問屋。
でも不思議なもんです。地下鉄は4区間乗りましたが、後は全部徒歩。これはHIDEさんだけかな。マンハッタンを歩くと姿勢がよくなります。理由の一つは、今はそうでもありませんが、かつての犯罪の街ニューヨークの印象が払拭できないこと。スキを見せまいと思えば、自然と背筋は伸びます。もう一つの理由は、やっぱニューヨーカーは姿勢がいい。おのずとHIDEさんも、って気持ちになってしまう。街で見ていても日本人観光客とニューヨーカーは、姿勢で区別できます。これは普段の生活の問題だから仕方がない。OLさんがハイヒールで出勤して事務所でスリッパに履き替える日本人と、スニーカーで出勤してオフィスでハイヒールに履き替えるニューヨーカーの違いですね。
HIDE(海の近くの町で疲れて、大都会でリフレッシュって妙ですか?)

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