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2004.08.18

コパン遺跡で何を見たか?

「考古学」と「歴史学」の境界線をご存知でしょうか?まぁ、色々ありますが、最も分かりやすいのは、「現在使われている文字で文献が残っているかどうか」。コパン王朝は西暦800年前後まで続いています。西暦800年前後といえば日本では都が平城京から平安京に移されたころですよね。しかしながら記録がマヤ独特の象形文字しかない。ですからたかだか1,200年前とはいえ、考古学の範疇になります。逆に日本でもし邪馬台国を確実に立証するような3-4世紀の遺跡が出たとしても、「魏志倭人伝」に記録がありますから、どちらかと言えば歴史学の範疇になるはずです。(でも大家は歴史学の先生)
文献の資料がない訳ですから、考古の世界を観光する上で最も必要なのは想像力。コパンに限らず、この想像力を欠かして受身で遺跡観光をすると、「もっとすごいと思ったのにそうでもなかった。」とか「歩くばかりで退屈だった。」なんて悲しい感想のみを持って帰ることになります。そうならないためにも、遺跡を訪れる前にコパン・ルイナスにある「マヤ考古学博物館」にはぜひ予習に行って欲しいですね。有名な祭壇Qもここで解説を見ていくとよくわかります。HIDEさんもお目当ての「マヤのカレンダー」を見に行きました。
さて、コパン・ルイナスの町からコパン遺跡まではバスで10分弱。駐車場からは緑豊かな小径を歩いて遺跡入口へ。「コパン遺跡へなぜ行ったか?」の写真はその小径です。
入口で切符をもらい、またしばらく歩くとグラン・プラザという広場。遺跡観光はここから始まります。グラン・プラザにはピラミッドがあり、石碑A(レプリカ)や石碑Bを始め、何体もの石碑があり、球戯場があり、神聖文字の階段があります。ただ、このひとつひとつの解説は「カリブのぬるい風」よりはるかに良い参考資料が日本にもたくさんあるでしょう。それらに張り合っても勝つ自信はありませんから、サラリと流させて下さい。
グラン・プラザの次は西広場。ここにはさっき書いた祭壇Q(レプリカ)があります。高台から墓地を見下ろした後は、東広場。ここでは主にトンネルを見ます。特に神殿16の下からはロサリラという地下神殿が発見されています。でもこのロサリラのトンネルが以外に小さい。もう一つハガーレスのトンネルの方は結構長いんですけどね。
でも、面白かった。この面白さを伝えるだけの筆力がないのが悔しい。日本人は私ともう一人いたんですが、とにかくこの二人が団体から遅れる。あれだけホンジュラス人添乗員さんに「早く、早く!」ってせかされる日本人も、そうはいないぞ。
遺跡観光が終れば駐車場の反対側にある彫刻博物館の見学です。クネクネしたトンネルを模した通路をしばらく歩いて展示室へ。入った瞬間二人の日本人、足がピタリと止まり、思わず息を飲みました。中央に展示されているロサリラ神殿の復元模型(写真)の大きいこと。日本の3階建ての家屋に匹敵する大きさと言っていいでしょう。カメラに収まらん。こんなでかいものがあのトンネルの奥にあるなんて・・・。しばらくそれに打ちのめされていました。が、気を取り直して、石碑Aや祭壇Qなどの本物を見ていると、添乗員さんが「早くバスに帰って下さい。」って迎えに来ました。立場が逆だけど昔を思い出すなぁ。
HIDE(心頭滅却、これまで。日本に置き去りにした家族と、ほんのちょっとだけ吉岡美穂ちゃんのことを考えて寝よう。)
copan4.JPG

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