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2004.05.28

大河ホームページ「エル・グラン・カルナバル」(総集編)

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今、過去に聞いた二つの言葉を思い出しています。
ひとつは、初めてインドに行く前にある人が言った言葉。「インドってどっちにカメラを向けても写真になる。だからどの風景の写真を撮るかじゃなく、どの風景の写真を撮らないかを考えないと、フィルムが何本あっても足りない。」
私はもちろん物書きを職業としているわけではありませんので、このホームページの原稿(勝手に一週間に1本、原稿用紙3枚って決めていますけど)を書くのも結構苦労しています。でも、このカルナバルの時期はいくらでも書けた。いくらでもネタが転がっていた。こういったイベントに携わったことが全くなかったため、日々刻々の事象にショックを受けたり、イライラしたり、大笑いをしたりしていたわけですから当然でしょう。
だから考えなきゃいけなかったのは、どのネタを書かないか。全部原稿にすると、メインのパレードの記事が7月ぐらいになってしまい、全く旬をはずした記事になってしまいますから。それでも予定より1本多くなりました。
もうひとつは、大学で映画研究部に属していた時よく聞いた言葉。「映画は作る側が見る側の何倍も楽しい。特に、監督の楽しさに比べたら、観客の楽しさなんて何分の一だ。」
さっきも書きましたが、こういうイベントに携わるのは初めて。それも考えようによっては、入場券を売るとか、遅刻した女王のマントと王冠の見張りをするなんて思いっきり下っ端の仕事から、舞台上でお嬢さんにタスキをかけるとか、車上から沿道の人に手を振るなんてVIPの仕事まで、いろんな目の高さで動いたり、見たり聞いたり。
何より、各イベントが始まる前の緊張感(どのイベントも予定よりこれを感じる時間が長いのは何故?あっ、スタートが遅れるからか)と終った時の充実感は何物にも替えがたいですね。特に見物客がぞろぞろ帰り、人のいなくなった会場にスタッフだけが疲れきって残っている時間に流れている空気。早朝、山奥の村で吸う澄み切った空気のように「お・い・し・い!」って代物ではないのですが、むしろどよ~んと濁っているのに、何か夢中で呼吸したくなるような、我々だけがこの空気を独占してるんだぞって自慢したくなるような、そんな空気を地球の裏側でイベント毎に何度も感じることができただけでもHIDEは幸せ物でしょうね。(とびっきりかわいいお嬢さん方ともいっぱいキスできたし)
一緒に働いたスタッフのみんなも、メイン・ステージやパレードに出演した皆さんも本当に「お疲れ様でした!」(これに相当するスペイン語がないのが悔しいくらい。英語が「グッド・ジョブ!」だから、「エクセレンテ・トラバホ!」でいいのかな?)写真にはほとんど、テレビには全く写っていませんが、それ以上にカルナバルのスタッフ証(巻之六参照)と、スタッフとして働いた記憶はHIDEさんの一生の宝物になることでしょう。
まだまだ、日本での知名度こそ低いラ・セイバのカルナバルですが、機会を見つけて一度来て下さい。見る側にとっても絶対楽しめますから!
遠い?あなた、リオ・デ・ジャネイロよりは圧倒的に近いですよ!大河、おしまいっ!
HIDE

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2004.05.27

大河ホームページ「エル・グラン・カルナバル」(巻之七)

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待ちに待った最初の乗馬グループが待機場所のプリメラ通りから、舞台のサン・イシドロ通りへ入ってきました。パレードの開始です。1ヶ月以上このためにハードスケジュールをこなしてきたスタッフの一人として、その瞬間を文字に著すことはできません。ただただ、全身鳥肌が立ちました。
パレードは飾り車と行列とバンドの3種類のチームで構成されます。日本人グループのようにトラックを飾り車にし、その後をメンバーが踊りながらついて行くという場合は2チームとして勘定にいれます。そしてその順番は表向き厳正なる抽選で、実はHIDEさんを含めたたった3人のスタッフの話し合いで決まりました。全くの抽選にしちゃうと、似たようなグループが続いたり、大音響の飾り車が並んだり、具合の悪いことになりますから。例えば今年で言えば、日本人グループとテコンドーのグループが続くと、見ているホンジュラス人には区別がつかなくなっちゃうでしょう?水着が続いても困るし(別に困らん?)。
舞台のサン・イシドロ通りは辛うじて歩道こそあるものの、対向2車線の狭い通りです。観客との距離感は福岡の博多どんたく、広島のフラワーフェスティバルなどより、どちらかといえばディズニーランドのパレードに近いものがあります。
そして観客はただ単に見ているだけでも、写真やビデオを撮っているだけでもありません。飾り車の上から色んなものがばら撒かれます。一番多いのは首飾り。プラスティックの安っぽいものですが、これを老若男女必死で奪い合い、誇らしげに何本も首からぶら下げて一日を過ごします。私もこの日6本ぶら下げました(ちゃんとアイ・コンタクトで女王の車からダイレクト・パスを受け取りましたよ)。その他はキャンディとかバンダナとかコンドームとか。一生懸命奪ったら年末の選挙の立候補者応援グッズだった、なんてことも。
そんな様子ですから、一応はパレードの道と歩道の間にはロープが張られ、警備の人間が並んだのですが、車が来るたびにそんなことお構いなし。ロープを跨いで車の近くに行った者勝ちです。警備の人間もそんなに強くは言いません。ですから上空から見ればおそらく、飾り車は文字通り人波を掻き分ける船に見えたことでしょう。
また、際どい衣装のお姉さんが来れば今度はカメラが一斉にロープを跨ぎます。お姉さんも慣れたもので、そうなると方々のカメラに決めポーズを取ります。おのずと前のグループと大きな間隔が開いてしまいますが、一向に急ぐ風もありません。
そんなこんなで、今年は全41チームが4時間かけてサン・イシドロ通りの終点まで行進しました(何キロあるんだろう?3キロぐらいかな?)日本人グループも大好評。
パレードが終った7時前、オフィスに帰ると喋っているのは一人だけ。他はみんな無表情。放心状態か、終った後の開放感か、疲れからか。それでも徐々に握手が始まり、抱き合い始めました。私もその輪の中へ。男も女も、手を握れば「この人はこんなに握力があったのか。」抱き合えば「この人はこんなに腕力があったのか。」最小限の会話、力一杯の握手と抱擁、そして永遠であって欲しいような時間。お天気は一日、快晴でした・・・。
HIDE

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2004.05.26

大河ホームページ「エル・グラン・カルナバル」(巻之六)

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いよいよカルナバルのメイン・イベント、パレードの日です。
この日は5時起床。まず空のチェック。天気予報に反して青空が見えます。今日一日お願いしますと祈り、手早く仕度をして出勤。交通規制があることと帰宅が何時になるかわからないため、徒歩でオフィスに向かいました。歩きながら、ついにこの日が来たかなんて思うと、高鳴る胸とはうらはらに何かこみ上げるものがあり、涙腺の弱いHIDEは早、目頭を熱くしていたのでした。
ただ、そんな感傷もオフィスに着くまで。着けばそこはもう戦場です。あるスタッフはオフィスで夜を明かしていましたし、またあるスタッフは出店の問題で他のスタッフを怒鳴り散らしていました。私も早速臨戦態勢に入ります。
午前中は沿道にピニャタを飾りつけるという、まぁどちらかといえば地味な仕事で過ごしました。それも全部で20個ばかり持ち歩いていたものですから、しょっちゅうピニャタ売りと間違えられて声をかけられました。失礼な!首から下げたスタッフ証を見よ!
今年はカルナバル史上初、テグシガルパのテレビ局が全国にパレードの完全生中継をします。そのため、全てのスケジュールが例年より1時間繰り上がり、11時半:飾り車集合、1時半:最初のグループスタート、2時:そのグループが局のメインカメラの前を通過という時間割りです。去年までとは違いスケジュール厳守のチラシも説明会の際、各グループの代表者に渡されました。
ところがその問題の11時半、日本人グループから電話が入ります。「我々しかいないが、時間に間違いはないのか。それとも我々が場所を間違えているのか。」オフィスに緊張が走ります。パレード担当者が飛び出ていき、帰ってきて一言「全然集まっていない。」ただ、もう待つしかありません。
市からの差し入れの昼食を取り、1時全スタッフがパレード集合場所へ。私は担当者と真っ先に行きました。着いて唖然。3台しか飾り車はいません。担当者も「17台足りない。」間もなく交通規制は始まります。そうかと思えば、指定された番号とは全然違う番号に巨大な飾り車を停めているグループあり、申込をしたけど番号をもらっていないというグループありで混乱の極地です。1時半の出発はこの時点で不可能。スタッフの一人がバイクでテレビ局の本部席へ急ぎます。もはやどの場所でも携帯電話の呼び出し音なんか聞こえません。
1時半を回り、それでも徐々に(遅れていても何ら問題のないような顔をして)飾り車も揃い始めました。警備の準備は完了。ある程度(!)参加グループも集まった。沿道も見物客が並んでいる。テレビ局からは催促。あとは担当者が出すか待つかの判断をするだけです。
2時20分、担当者が各スタッフに全身を使って合図。隣にいた私に叫びます。「HIDE、あの男に出発を言って来い!」列の先頭に走り「どの人だ?」って聞き返し、彼が指さした人に「バモス!(出発!)」実は今年のパレードはHIDEの一声で定刻より50分遅れて幕を切って落としたのでした!・・・つづく。
HIDE

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2004.05.18

大河ホームページ「エル・グラン・カルナバル」(巻之五)

Kは倉木麻衣ちゃんみたいな雰囲気のお嬢さんでした。そして特に粗相をすることもなくプレゼンテーターの大役を果たしたのでした(おお、珍しく前回から続いている)。終ってみれば女王(レイナ)が私の○、王女(プリンセサ)が私の◎、という連勝複式なら見事的中という結果でした。でもここまで一緒に仕事をすると、順位をつけることにかなりの抵抗を覚えたことも記しておきます。お嬢さん方に関してはこれでお終い。キリがない。
さぁ、いよいよ「聖イシドロの祭りとカルナバル」の開幕です。8日の初日は市役所向かいの教会の正午の鐘を合図に、まずテープカット。それから自動車でパレードです。先導車に始まって4台のピックアップの荷台に女王候補だったお嬢さん方を乗せて、クラクションを鳴らしながら街中を走り回ります。市長や他のVIPに混ざってHIDEさんもその内の1台に二人のお嬢さんと乗せてもらいました。いやぁ~、いいもんですね。民衆(偉そう)に高いところから手を振るってのは。ええ、知っていますよ。民衆はお嬢さんに手を振っていたのであって、この日本人なんてステーキのクレソンほどの存在感もなかったって。でも、気持ちよかったからいいの!(写真は荷台の上から、人波が切れた隙に)
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その後期間中数多くのハプニングはありました。女王の戴冠式に女王が遅刻したり、警察が配置につかずマラソンが中止になったり、他、色々。でも考えて見て下さい。15日間ですよ。全くパーフェクトに行くと思う方が間違ってる。北の湖が千代の富士が貴乃花が毎回危なげなく全勝優勝をしましたか?朝青龍だってそうでしょう。例えが変?
そうそう、プログラム上は22日までで15日間ですが、厳密に言えば最後のプログラムは22日の夜8時から23日の夜明けまでですから、カレンダー上は16日間です。
そしてその場その場に現れる個性豊かなオフィス外のスタッフ達。「問題だらけだ。問題だらけだ。」ってやって来て「問題だらけだ。問題だらけだ。」って帰っていく市幹部(この人を見ると「不思議の国のアリス」のウサギを思い出します)、いくら急いでいても一通り握手やキスをしないと話を始めない金融機関の人、逆にあいさつは全く抜きで話を始める学校の先生、私のことをなぜか「こんぱ」って呼ぶ3歳の息子をいつも連れているMC、何かあると「HIDE、ちょっとおいで。」って呼びつけ、他のスタッフへの不平不満をまくしたてるスポーツイベント担当者(早口のスペイン語のためほとんど理解できない。ただ、その表情と口ぶりからきっと不平不満)etc。
確かにラ・セイバ市長や商工会議所のトップなどがところどころで顔を出します。ただ、その場合でもあくまでイベントを見に来た来賓として。マイクを持つわけじゃなく、見たら帰る。どうも「カルナバル実行委員長」なんて存在が見えない。ひょっとして相棒がその存在なのかなぁ。だから作る側、見せる側、見る側の三者の距離がすごく近いですね。
おっ、最終日のパレードに参戦する日本人グループが、いよいよラ・セイバに乗り込んで来たぞ。このグループに対しては、オフィスもそれこそ100%HIDEさん任せ。さぁ、仕事、仕事!カルナバルも佳境だぁぁぁ。えっ?天気予報は雨?・・・つづく。
HIDE

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2004.05.11

大河ホームページ「ア・スター・イズ・ボーン(だったっけ?)」(巻之四)

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いよいよ女王選出大会の日が来ました。会場はアパートから徒歩3分の市体育館。元来、人懐っこいセイベーニャ(ラ・セイバの女の子)たちですが、これだけ一緒に仕事をするといやが上にもお友達になっちゃいます。女王候補にキスするという日本では狼藉としか考えられないようなあいさつも、極自然にできる仲になりました。女房には内緒でっせ。
しかし女王に選ばれるのはたった一人。そのお嬢さんとは今後も仕事上のつきあいがあるとしても、その他のお嬢さんとはもう会うことはないのかなぁ。でもいつかまた絶対会おうね、太ってなかったら。なんてひとり考え、メガネの奥ではキラリと光るものが。
午前中は人員配置の会議です。どうせ相棒のことです。HIDEさんにはスペイン語を一番必要としない仕事として「HIDEは写真撮る係りね。」なんて言うに決まっています。うふふふ。最前列に行けますよ。楽屋にも入られますかね。うふふふ。今日はタイ着用。当然、お嬢さん方はそれはそれは素敵なお召し物。並んで写ればきっとアカデミー賞の授賞式のような写真が撮れますよ。うふふふ。こりゃ、家宝になりますよ。うふふふ。
「HIDEは切符売り場ね。」うふふふ・・・・・えっ?今、何て?「後で、切符の通し番号をチェックしておいてね。」・・・・そんなぁ、ってことは暑いのに真っ先に体育館に行かなきゃいけないじゃないですか。途中からしか会場内に入れないじゃないですか。お嬢さん方との接点の全くないポジションじゃないですか!「切符売りもタイ着用?」って聞くと「そう。思いっ切りおしゃれして来なさい。」
ちびまる子ちゃんみたいに顔の上半分にたくさんの縦線を入れて、一日を過ごしました。
時間が来て、暑い中タイを締めて徒歩で会場へ。大会は8時から。6時半に切符売り場を作り、7時から販売開始です。「大会が始まって人の流れが切れたら終りね。」っていう指示ですが、9時半を回ってもまだまだ人はやって来ます。右投げのピッチャーが一塁ランナーを牽制するように肩越しに会場を見ながら、ようやく10時過ぎに無罪放免。これで今日の仕事も終りかと気持ちと同時にタイも緩め、空いた席に座りました。
突如スタッフが「いたいた。HIDE、こっちへ来て!」って呼びに来ました。こっちって?って聞くと「早く、早く。HIDEは3位のお嬢さんにタスキを掛ける係りだから。」何と唐突な。「どこで?」「ステージの上に決まってるじゃない。」そんなことは全然聞いていません。「そんなことできないよ。」「だめ。今から教えるから。まずキスしてあげて、このタスキを掛けてあげて、花束を渡す。それから舞台下のカメラの方を向いて二人で写真に写る。OK?」OKじゃないよ。えっと、まずキスして、タスキは右肩ね。それから・・・。
『皆さん、3位になったのは(ファンファーレ)Kです!そしてプレゼンテーターはラ・セイバで観光の仕事をしている日本人HIDEです!』「呼んでるよ。早く行って!」
え~っ、もう?それでタイ着用だったのか!Kってどのお嬢さんだったっけ?まず、キスして、タスキ。ちゃんとタイ締めたっけ?誰が仕組んだ、こんなこと。うわ~っ、まぶしい!色んなことが渦巻く頭で舞台への階段を駆け上がりながら・・・つづく。
HIDE

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2004.05.06

大河ホームページ「エル・グラン・カルナバル」(巻之三)

この日は女王候補たちを連れてウティラ島へ写真撮影に行くことになりました。この島に関してはあらためて紹介したいと思いますが、ダイビングに興味がある方にとっては格安でライセンスが取得できると世界中に名を馳せている島です。言い換えれば、カリブ海がひと際美しい地域にあります。
となると、おじさんの期待は「ひょっとして彼女たちの水着の撮影?」ぐふふふふふ。
ところが、残念ながらそんな物はなく、普通の服での撮影のみでした。しゅるしゅる。
ただ、こう毎回毎回お嬢さん方のことばかり書いても飽きられますので、全く脈略のないところへ話を飛ばします。
オフィスに帰ると市の偉いさんが来てやたら電話をしています。この人は英語を喋れるため、何だろうと近づくと、「君はマイケル・ジャクソンを知ってるかね?」って藪から棒に聞いてきました。「ええ、もちろん。」って答えると「彼は今、裁判で大変なんだ。」と続けます。このカルナバル直前の忙しくて殺気立ってる時期にこの人は何を喋りに来たんだろう?いぶかしげな表情を作ると「その裁判費用を工面するため、彼はラ・セイバに来てカルナバルに出る。」と言います。しかしながらさっぱり話が見えません。「いいですねぇ。」なんて適当に相槌を打って自分の作業を始めると、また電話と取っ組み合いを始めました。
しばらくすると、見たことのない男がやってきました。誰だろうって見てると偉いさんが「来た。彼がマイケル・ジャクソンのそっくりさんだ。」って紹介してくれました・・・。奥歯をグッと噛み締めて「よろしく。」って握手・・・。ぶはははははは。似てな~い。どの角度から見ても似てな~い。マイケル・ジャクソンってあの整形が趣味の、20年くらい前「スリラー」で一世を風靡した歌い手さんですよね。バスケットボールの神様じゃないですよね。(どっちにしたって似てな~い。)体中の力が入らん。
「これが彼のこの前のショウのポスターだ。」って偉いさん。写真をカラーコピーで拡大した物ですね。黒いハット、黒いタイトなパンツ。肝心の顔の部分は引き伸ばし過ぎてよく見えないじゃないですか。「実はな、彼のギャラを予算に入れ忘れた。今からスポンサーを探さにゃならんのだ。」英語のわからないマイケルはニコニコしています。マイケルも笑わせてくれるが、この偉いさんも相当トンチンカンなことを言ってるなぁ。まぁ、電話代を払い忘れて電話を止められちゃう市役所だから、驚かないけど。
スタッフの一人が笑いを殺して「HIDE、あれならHIDEがジャッキー・チェンのそっくりさんをやったら?」なんて言い出す始末。「いや、彼は中国人。ちゃんとギャラをくれるのならケン・ワタナベのそっくりさんになるよ。」
その間もマイケルは踊って見せたり、ムーンウォークをして見せたり。でも、そもそも顔の造型が全く似てな~い。一歩譲ってサッカーのロナウジーニョって言うならまだしも。
偉いさん、早よスポンサー見つけて彼を連れて帰ってくれ~っ、腹の皮がよじれる~っ、肩の震えがとまら~ん・・・つづく。
わたなべ けん
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2004.05.04

大河ホームページ「エル・グラン・カルナバル」(巻之二)

えっ?ちょっと一緒に来い?どこへ?カメラ持って来い?なんで?もう、スペイン語だから言っても分からないけど、言わなきゃ絶対分かんないよ~。急げ?分かった、分かった。ちょっと待って。机の上、片付けるから。あなたたちももう少し片付けた方がいいよ。大体ねぇ・・・分かった。今、行く。
タクシー乗るの?どこまで行くんだよ。えっ、浜辺?そんなん歩いた方が早いじゃん。だから太るんだよ。大体ねぇ・・・着いた。あれ?誰だっけ?あぁ、女王候補のお嬢さん方。カメラってこの人たちを撮るの?そうか、そりゃいい仕事だ。以前「全員が全員とは言いにくい」なんて書いてごめんなさい。これだけ近くで見ると全員が全員かわいいなぁ。もう撮っていい?あぁ、まだ一人来ていない?携帯も出ない。そうなんだ。そう、あのデボラ・ハリー(最近の人じゃなくてごめんなさい)みたいなお嬢さんだね。
仕方ない、出発?出発って?まだ、写真撮ってないよ。車に乗れ?どれに。この新車のピックアップ?いいよ。あら、お嬢さん二人。荷台に乗るんだ。あとの四人はそれぞれ新車のセダン。私もエアコンの効いた室内。なんか二人だけかわいそう。先頭は何?消防車?パトカーじゃないんだ。それからイベントには欠かせないコーラ屋さんの宣伝カー。これで街を練り歩くわけね。おお、道端の人が手を振るぞ。いいもんだねぇ。おい、一般車、割り込むな。ブレーキを踏むとお嬢さんがふらつくじゃないか。かわいそうじゃないか。
街中って言ってもどこを走るんだろう。どれだけ走るんだろう。おや、ショッピングモールの駐車場に入って行くぞ。この駐車場でしばらくプロモーションかな?おっとぉ。いきなり歩道に乗り上げたぞ。見ろ、お嬢さんが思いっきりふらついたじゃないか。何をする気だ?えっ?車ごと、お嬢さんごとモールに入る?入るの?入れられるの?
ミラーをたたんで、お嬢さん、頭下げておいてね。じわりじわり。ほ~、入るもんだねぇ。中央の広場に着いた、着いた。じゃ、この車の前で写真撮るわけね。はい、並んで並んで。あ~、かわいいなぁ。ちゃんとポーズ決めるなぁ。
これぐらい撮りゃいいだろう。次は?6時から2階でステージ?それまで自由?そうか。じゃ、どうしようかな。1時間もあるぞ。一旦帰宅しようかな。
「彼と写真、写りたい。」おおおおおおおおっ!お嬢さんA、いいこと言うじゃないか!実はこの日本人、その言葉を言いたくて言いたくて、でもタイミングが分からなくて。ああ、ラ・セイバに来てよかった(涙)。でも、誰がシャッターを押す?こんな室内でホンジュラスの人に頼むとかなりの確率で手ブレするけど・・・。ねぇ、スタッフB、撮って。ここを押すだけね。「だめよ。そう持つと上手く写らないよ。」おおっ!お嬢さんC、いいこと言うじゃないか!さ、ポーズを・・・背高いね。ちょっと待って。つま先で立たなきゃ。腰に手を回させていただきますね。ああ、生きててよかった(涙)。スタッフB、ふらつくから早く撮って。いやいや、ゆっくりでいいや。
しかし、執筆者の素顔はプロフィールとともに謎のまま・・・つづく。
MIL MASCARAS
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